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【ルパン三世】カリオストロの城は実話?リヒテンシュタイン城がモデルってホント?

「ルパン三世 カリオストロの城」は、多くのアニメファンに愛される名作映画です。しかしながら、この映画の舞台となったカリオストロ伯爵の城は実在し、映画のモデルとなったという噂があります。

果たして、その噂は本当なのでしょうか?本記事では、カリオストロの城の実在と、「ルパン三世 カリオストロの城」の制作過程について解説していきます。

 

ルパン三世のカリオストロの城は実話ですか?

「ルパン三世のカリオストロの城」は、実際に起きた事件ではないことがわかっています。この作品の主人公であるルパン三世は、フランスの小説家モーリス・ルブランが創作したアルセーヌ・ルパンシリーズの孫であり、彼の多くの特徴を引き継いでいます。

アルセーヌ・ルパンは紳士的で冒険心があり、変装の名人でもあり、大胆不敵な泥棒であり、脱獄の名人でもあり、正義感が強く、人を助けることも得意です。ルパン三世の性格も、祖父の特徴を受け継いでいることがわかっています。

「ルパン三世のカリオストロの城」は、宮崎駿監督が手掛けたアニメ作品で、彼が中学生の頃にお気に入りだった小説「アルセーヌ・ルパンシリーズ」の一つである「緑の目の令嬢」が元ネタとなっています。

この作品で登場するカリオストロ伯爵も、実在の人物が元ネタとされています。宮崎監督は、この小説に魅了され、その後自身の作品に取り入れるシーンもあったと言われています。

また、「ルパン三世のカリオストロの城」は、宮崎駿監督の初めての劇場監督作品で、1979年に公開されました。当初は大ヒットには至りませんでしたが、TV放映されるたびに視聴率20%台を何度も記録する人気作品となっています。

「緑の目の令嬢」とは

「緑の目の令嬢」という小説は、アルセーヌ・ルパンシリーズの中の1つで、美女オーレリーをめぐる事件を描いたミステリー小説です。

物語は、ルパンがラウールという偽名で現れ、青い目と緑の目を持つ2人の美女に出会い、緑の目の美女オーレリーに惹かれるところから始まります。

オーレリーは、膨大な遺産を相続しているという秘密を持っていて、4人の悪党たちが彼女を狙います。ルパンは、オーレリーを悪党たちから守り、彼女の秘密を解明するために奮闘することになります。

小説には、美女オーレリーを巡る事件を中心に、謎めいた殺人事件や謎の小瓶、遺言状など、ミステリー小説に欠かせない要素がたくさん含まれています。また、「ルパン三世」シリーズでも有名な作品の1つであり、多数の映像化作品が存在しています。

 

カリオストロの城のモデルはあるの?

『ルパン三世 カリオストロの城』は、日本のアニメーション監督宮崎駿が1979年に制作した作品で、アニメの金字塔として広く知られています。

この作品では、主人公ルパン三世が、フランスの架空の小国カリオストロ公国にあるカリオストロ城に隠された秘宝を狙い、城主のクラリス王女を救い出すために奮闘する物語が描かれています。

カリオストロ城のモデルについては、諸説あるものの、リヒテンシュタイン城が有力視されています。リヒテンシュタイン城は、バーデン=ヴュルテンベルク州にある宮殿で、19世紀初頭に建設された比較的新しい城です。

建築様式は、古代ギリシャの神殿や古代ローマの要素が混ざった混合様式で、美しい景観が広がる山の上に位置しています。

一方、モンサンミッシェルがモデルとする説もあるようです。モンサンミッシェルは、フランスにある世界遺産にも登録された歴史的建造物で、中世の城塞都市の遺跡が残されています。

モンサンミッシェルは、海上に浮かぶような姿勢をしており、ルパン三世の世界観とも相性が良いため、カリオストロ城のモデルとなった可能性があるとされています。

ただし、どちらが正しいかは明確には分かっていないようです。

 

「ルパン三世 カリオストロの城」は、宮崎駿監督による名作!

「ルパン三世 カリオストロの城」とは、宮崎駿監督による初めての長編アニメーション作品であり、ルパン三世シリーズの第2弾にあたります。

物語は、ルパン三世と次元大介がカリオストロ伯爵の城に侵入し、カリオストロ伯爵の陰謀を阻止するために戦うというものです。

この映画には、宮崎監督ならではの躍動感あふれるアクションシーンが満載で、クライマックスまでのカーチェイスやカリオストロ城の時計塔での戦いが有名です。

映画は、わずか4ヶ月で制作されたことでも有名で、宮崎監督は制作中に妥協を余儀なくされ、それが作品のクオリティにダメージを与えたと語っています。

原作は、モーリス・ルブランの小説『アルセーヌ・ルパン』シリーズの一編であり、若いルパンの冒険が描かれる「カリオストロ伯爵夫人」と、ルパンが年をとってから対決を挑む「カリオストロの復讐」が基になっています。

「カリオストロ伯爵夫人」とは、モンキー・パンチ原作、宮崎駿監督のアニメ映画「ルパン三世 カリオストロの城」のネーミングは、この作品から取られています。

また、ヒロイン・クラリスの名前も、この「カリオストロ伯爵夫人」でルパンと結ばれる最初の妻クラリス・デティーグ嬢の名前から取られています。

「カリオストロの復讐」とは、ルパン20歳の時の最初の大冒険である「カリオストロ伯爵夫人」と密接にリンクしています。

 

まとめ

結論として、『ルパン三世 カリオストロの城』に登場するカリオストロ城は、架空の城であり、リヒテンシュタイン城がそのモデルになっているという説も出ていますが、作品の制作陣や関係者からは明確な証言はされていません。

しかし、『カリオストロ伯爵夫人』という小説や、ルパン三世シリーズの中でカリオストロ伯爵が登場するエピソードなど、実在するものからの影響があったことは確かであり、作品のファンにとっては、カリオストロ城の謎や伝説が魅力的な要素となっています。

『ルパン三世 カリオストロの城』は、宮崎駿監督の長編アニメーション初監督作品としても有名であり、映画史に残る名作として、多くの人々に愛され続けています。

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