映画「ルパンVS複製人間」に登場するマモーは、その不気味な外見や超能力を持つ天才科学者として、多くのファンから興味を集めています。
彼は不老不死を追求するため、クローン技術を駆使し、世界の富の3分の1を支配する多国籍企業を経営しています。また、彼の本体が巨大な脳であるという特異な姿勢は、観客たちにとって不思議な感覚をもたらしました。
そんなマモーの正体は、物語の中でも明確に説明されていません。彼が脳を巨大化させた理由や、最後にどうなったのかについても、ファンたちは様々な仮説を持っています。
本記事では、マモーの正体についての謎や、脳が巨大な理由についての考察を深掘りし、作品の魅力を解き明かします。
マモーの正体は?
ルパンVS複製人間はルパン(深層心理に何もない、神の領域の頭脳を持つ男)とマモー(解析不能の力を持つ、神の領域の能力を持つ男)が、お互いのプライドや精神世界を守るためにぶつかり合うのが熱いんですよね#金曜ロードショー #ルパン三世 pic.twitter.com/E8PsdQhXtM
— さっちー・ナビーユ・エリン (@ssss_peach) April 17, 2023
1978年に公開された映画「ルパン三世 ルパンVS複製人間」に登場するマモーは、クローン技術を駆使して不老不死を追求する天才科学者です。彼は「ハワード・ロックウッド」という偽名で、多国籍企業を経営し、世界の富の3分の1を支配しています。
また、考古学の発掘にも手を染め、広い知識と経験を持っています。マモーの外見は、子供のような低い頭身、薄灰色の肌、カールした髪の毛で、人間離れした不気味さがあります。
彼は超能力に関する幅広い知識を持ち、念動力をはじめとした特殊能力を使いこなします。次元との戦いでは、彼は拳銃も使用します。彼の性格は、極めて傲慢かつ独善的で、自分を「預言者」「神」と称し、選民思想を持っています。
彼は美しいものや優れたものを選び、自分が選んだ者だけが生き残るべきだと考えています。不二子に執着しており、彼女を手元に置こうと画策しています。このように、マモーは科学的な天才であり、超人的な能力を持つ怪物のような存在として描かれています。
マモーの最後は?
#子供の頃怖かったもの
ルパンのマモー
初めて見た時、怖くて夢に出てきてトラウマになった…
脳みその所とか特に。
今見てもゾッとする。。。 pic.twitter.com/dEnQxoFTwP— エイル (@Sky_eir) December 11, 2018
マモーとは、130代目にして巨大な脳を持つ存在です。ルパンが彼の存在を知った際には、「神様どころか薄汚ねぇ化け物」と皮肉ったほど、彼の出自や能力は恐ろしいものでした。
映画の中で、マモーは2回も破壊されます。1体目は次元の銃弾で撃ち抜かれ、2体目は斬鉄剣で切り裂かれた破片によって焼き尽くされました。
マモーは不老不死を実現するために賢者の石を手に入れましたが、それでも彼の絶望は深く、自分の要求を拒否した米ソに対する報復も兼ねて、全世界に向けてミサイル攻撃を仕掛けようとします。
しかし、ルパンが基地に忍び込んでミサイルを破壊したため、彼の計画は失敗に終わりました。
最後は、マモーは自らのオリジナルである脳をロケットに乗せて宇宙の彼方へと逃亡しようとしました。彼は、自分が「神の国」と呼ぶ、不死を確立させた文明を持つ惑星に辿り着き、不死を手に入れて本当の神となり、いつかは必ず地球に舞い戻ることを約束しました。
しかし、ルパンが仕掛けた爆弾によってロケットは大気圏離脱直後に爆破され、マモーの一万年の生涯に終止符が打たれました。
その後、ロケットの発射に巻き込まれたルパンは土の中から盛り上がって出てきました。彼は空を見上げながら、「マモー、感謝しな。やっと死ねたんだ。」と心の中でつぶやきました。
マモーの脳みそがでかい理由は?
オジサン世代だとマモー(ルパン三世 ルパンVS複製人間の敵キャラ)を思い出しちゃいますね。(正体は巨大脳みそ) pic.twitter.com/Y3wtOnfVE6
— 肝属兵衛 (@tesso_1970) November 5, 2019
『ルパン三世』に登場するマモーの本体が巨大な脳である理由には、明確な説明がされていませんが、いくつかの推測があります。
一つは、マモーの本体が人工知能(AI)である可能性があります。AIは、人間の脳を模倣して作られることがあります。この場合、マモーが巨大な脳を持つことになる理由は、AIにおいて高度な処理能力が求められるからかもしれません。
また、マモーが不老不死の研究をしていたということから、脳を永久保存する技術を開発したという可能性もあります。このような技術があれば、脳だけを永遠に生かすことができるため、マモーが巨大な脳を持つ理由として考えられます。
さらには、マモーが何らかの形で人間の脳を移植した可能性も考えられます。例えば、人間の脳を機械化し、巨大な容器に保存することで、マモーの本体として利用したという可能性があります。
ただし、これらはすべて推測であり、作品中で具体的な説明がないため、真相は不明のままです。しかし、マモーが巨大な脳を持つことで、人間が持つ限界を超えた知性を手に入れたと考えることもできます。
まとめ
映画『ルパン三世 ルパンVS複製人間』に登場するマモーの正体や最後の運命については明確には描かれていませんが、彼の不老不死を追求する天才科学者としての姿勢や、脳が巨大化している理由については様々な考察があります。
彼の傲慢で独善的な性格や、自分を「預言者」「神」と称する選民思想が、彼の行動や人間離れした外見と結びついていると考えられます。
また、彼が不二子に執着し、彼女を手中に収めようとする理由についても興味深い点です。『ルパン三世』シリーズの中でマモーの存在は、独特な魅力を持ち、作品の謎を深化させる要素となっています。
ファンたちは今後の展開に期待を寄せつつ、マモーの正体や最後の行方についてのさらなる解明を待ち望んでいます。