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【ルパンVS複製人間】カットシーン10選!マモーの放送禁止用語が原因か?

「ルパン三世」の映画「ルパンVS複製人間」には、放送されなかったシーンが複数存在しています。これらのカットは、放送コードに引っかかる言葉やシーン、あるいは放送時間の都合によるものとされていますが、その真相ははっきりとはわかっていません。今回は、その中でも特に注目すべきカットシーン10選を紹介します。

 

ルパンとマモーの放送禁止用語が原因か?

 


「ルパンVS複製人間」は、1978年に公開されたアニメ映画であり、ルパン三世シリーズの中でも特に人気が高い作品のひとつです。

しかし、地上波での放送に際しては、一部のシーンがカットされることがあります。これは、放送倫理・番組向上機構(BPO)によるテレビ番組の倫理基準に違反する恐れがあるためです。

具体的には、エロティックな描写や、暴力的なシーン、差別的な表現などが含まれている場合には、放送が規制されることがあります。ルパン三世シリーズには、女性キャラクターの露出度が高いシーンや、アフリカ系キャラクターに対する差別的な表現が含まれていることがあるため、そのようなシーンがカットされることがあります。

また、地上波の放送では時間枠が限られているため、長尺の作品の場合、時間の都合からカットされることもあります。これは、視聴者が映画を見るときには見逃したいと思う場面があるかもしれないというリスクを考慮する必要があるためです。

しかし、現在では、ネット配信やDVDなどで完全版を視聴することができるため、カットされたシーンを見逃さないようにすることができます。

 

【ルパンVS複製人間】カットシーン10選!

 

カットシーン①

ルパンたち3人がマモーにアジトを破壊されたことにより、言い争いを始めるシーンで、次元が五ェ門に「ヒステリックにわめくな、このキチ〇イ!」と怒鳴るセリフが放送コードに引っかかり、カットされたことが報じられました。このようなセリフは一般的に放送禁止になる可能性があります。

カットシーン②

ルパンがマモーと初めて出会った際のセリフが「ここは精神病院でもなければ仮装パーティーでもない」というものから、「ここは仮装パーティーではない」というものに変更されています。

この変更は、おそらく「精○病院」という言葉が放送倫理・番組向上機構(BPO)のテレビ番組の倫理基準に抵触する可能性があったためではないかと考えられます。

放送においては、精○病院という言葉は社会的に敏感なテーマであり、配慮が必要とされることが多いため、そのような言葉を避けるために変更された可能性があります。

このような配慮は、テレビ番組における言葉の選択に対する規制や制限があることを示しています。

カットシーン③

ルパンとマモーのシーンで、マモーが自分の相手が古代中国の哲学者だと話す場面があります。しかし、ルパンはそれを信じずに「と思い込んでるパラノイアか」と応じます。

するとマモーは「彼は本物だ!」と反論し、そこからルパンは「じゃあ本物のパー?」と続けるセリフを言いますが、この部分がカットされているのです。

恐らく、「パー」という言葉には、何らかの問題があったのだろうと考えられます。放送倫理・番組向上機構(BPO)の基準に違反する恐れがあるため、放送局が注意を払っていた可能性があります。

カットシーン④

ルパン三世の映画「ルパンVS複製人間」の中で、マモーがルパンの深層心理を覗き見るシーンがあります。このシーンでは、女性や不二子のヌードの裸の描写など、不適切とされる場面が多く含まれていたため、地上波放送ではカットされています。

さらに、映画公開当時にタイアップしていた「テレパッチ」という駄菓子のCMが映っているため、全面的にカットされたとされています。

カットシーン⑤

元の映像では、マモーが装置の出力を上げると画面全体が激しく点滅し、しかし放送では点滅が少なくなり、シーン自体も短くカットされていました。

この点滅シーンにおいて、マモーが驚きながら叫ぶセリフも変更されていました。

元のセリフでは、「なんということだ!ルパンは夢を見ない!空間!虚無!それは白痴の、あるいは神の意識に他ならない!」とあったのですが、テレビ放送版では「なんということだ!ルパンは夢を見ない!空間!虚無!それは神の意識に他ならない!」と一部がカットされていました。

この中で、元のセリフに含まれていた「白痴(はくち)」という言葉がカットされた理由として、現在では差別用語に該当するためと考えられます。このような言葉の使用は避けられるべきであり、テレビ放送では配慮されてカットされたのでしょう。

カットシーン⑥

テレビ版では放送時間の都合で、銭形警部が警視総監と一緒に日本料理店「花子」で食事をするシーンがカットされ、会話も含めて見ることができませんでした。

「銭形くん、もっとゆっくり食べたまえ」という警視総監の声や、「申し訳ありません、このところ何も口にしていなかったもので…」という銭形警部の返答もカットされたそうです。

さらに、銭形警部が「総監!わたしは幸せ者です~!」と泣きながらドンブリ飯をかき込む姿や、他にも面白いシーンがたくさんあったそうですが、TV版では放送時間の都合でカットされてしまったようです。

カットシーン⑦

科学者たちが研究室でクローンの実験を行っているシーンで、ルパンが忍び込み、「どうやら正体が見えてきたな…」とつぶやくシーンがカットされてしまいました。

さらに、別の部屋に入ったルパンは、大量の巨大な試験管に浮かぶ赤ん坊のクローンを目撃します。しかし、オンエア版ではこのシーンがカットされてしまっていました。

しかしその後のマモーとの会話で、ルパンが「瓶詰めの赤ん坊さえ見なきゃな!」と言っているため、セリフの意味が伝わらなくなってしまっています。オリジナルのシーンを見ないと、ルパンの言葉の背後にある謎や状況が理解しにくくなってしまったのです。

カットシーン⑧

マモーの敷地内で偶然ナポレオンのクローンと出会ったルパンが、「すみません、ちょっと聞きたいことがあるんですが…」と話しかけるシーンがオンエア版からカットされてしまったことが報じられました。

ところが、後に放送されたヒトラーとの出会いのシーンはカットされずに残されたため、ナポレオンのシーンがなぜカットされたのかは不明です。

もし放送時間の都合が理由なら、両方のシーンをカットするのが自然な選択肢でした。ヒトラーのシーンが残された理由も不明ですが、興味深いですね。

カットシーン⑨

ルパンたちがアジトを壊された後、徒歩で広大な砂漠を横断して一軒の小屋にたどり着くシーンがあることが報じられました。しかしこのシーンは、放送されたバージョンではカットされていました。

このカットされた部分については、放送時間の都合が理由かもしれません。途中でマモーがルパンたちに勝ち目がないことを警告する場面があるものの、特に放送禁止になりそうな箇所は見当たりません。

カットシーン⑩

マモーに捕まり、鳥カゴのような牢屋に入れられたルパンが、見張りをだますことで脱出するシーンが、放送されたオンエア版からカットされていました。恐らくこれも尺の都合によるものでしょう。

 

まとめ

以上、『ルパンVS複製人間』でカットされたシーン10選をご紹介しました。放送禁止用語が原因でカットされたものや、放送時間の都合でカットされたものなど、様々な理由が考えられます。

しかしながら、これらのカットシーンは作品の魅力を損ねるものではなく、むしろファンにとっては貴重な見所となっています。

今後も様々な作品にはカットされたシーンがあるかもしれませんが、それぞれが作品の一部であることを忘れずに楽しんでいただければ幸いです。

 

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