『ワイルドスピード』シリーズの10作目となる『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』にて、大きなサプライズがありました。なんと、3作目で事故死したと思われていたキャラクター、ハンが復活したのです!
今回の記事では、そんな驚きの展開について、ハンがなぜ生き返ったのか、その理由に迫っていきます。
ハンとはどんな人物?
ハンが初登場したのは、ワイルドスピードシリーズの第3作目である『ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT』です。
事故死したはずのハンが、ワイルドスピードシリーズの第9作目では、オレンジ色のスープラに乗って柿の種を片手に登場しました。
以前はトレードマークだったロングヘアをショートヘアにバッサリ切っていたようですね。
ハン役の俳優は誰?
ハン役を演じる俳優は、サン・カンです。
彼は、1972年4月8日にアメリカのジョージア州ゲインズビルで生まれました。身長は183cmで、韓国系アメリカ人。俳優業の傍ら、カリフォルニア州でレストランを経営し、多数の映画やドラマに出演しています。
初登場が東京を舞台にしたため、彼が日本人なのかと思った方もいるかもしれませんが、実際にはアメリカ人であることがわかっています。
彼はドミニクや強盗団の仲間であり、ファミリーとして長い付き合いがあるキャラクターです。ただし、彼がアジア系であることで異彩を放っているのは事実であり、彼が登場するシーンはいつも注目を浴びます。
以上のように、ハンはワイルドスピードシリーズの中でも人気のあるキャラクターの1人であり、彼が登場するたびにファンたちは期待を膨らませます。今後も彼の活躍に期待したいところです。
ハンが生き返った時系列は?
まず3作目の「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」(2006)で初登場し、車が横転・炎上して死亡するという結末を迎えました。
その後、4作目の「ワイルド・スピードMAX」(2009)では、冒頭シーンのみに登場し、東京行きを匂わせるシーンが描かれています。
5作目の「ワイルド・スピードMEGA MAX」(2011)では、ジゼルと交際し、最後のシーンで東京行きを宣言します。
そして6作目の「ワイルド・スピードEURO MISSION」(2013)では、ジゼルを失い、一人で東京に旅立ち、物語は「TOKYO DRIFT」に続く展開となります。
7作目の「ワイルド・スピードSKY MISSION」(2015)では、ファミリー一同がハンの葬儀に参列する場面が描かれますが、その後もハンの生存説は根強く残りました。
しかし、10作目「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」(2021)では、ハンが復活を果たし、シリーズに復帰します。
このように、ハンの物語はシリーズを通して重要な役割を果たしており、3作目の「TOKYO DRIFT」がハンのためのスピンオフ映画だったと考えられることもあります。
ハンが事故死した経緯は?
「ワイスピ」に登場するキャラクターの一人、ハンが死亡した原因は、事故死でした。しかし、この事故の背後には、かなりのドラマがありました。
「ワイルド・スピード X3 TOKYO DRIFT」では、当初は主人公ショーンと敵対するタカシの仲間であったハンが、ショーンの才能を見抜いて、彼にドリフトや運転の技術を教え込むことになります。
その後、ショーンとハンは結託し、タカシを裏切り、ショーンのレース資金を捻出するために、タカシの叔父である暴力団組長への上納金を着服します。
物語の終盤には、タカシが金を取り戻すためにハンとショーンを襲い、都心での銃撃&カーチェイスが繰り広げられます。
そして、カーチェイス中に一般車が横から突っ込み、ハンの車がクラッシュしてしまいます。車内で身動きが取れなくなったハンの車から流出したガソリンが引火し、爆発炎上したため、ハンは死亡してしまったのです。
その後、時系列では前後しますが、6作目「ワイルド・スピード EURO MISSION」のミッドクレジットシーンで、ハンに突っ込んだ車を運転していたのは、敵であるデッカード・ショウであることが判明します。
7作目の「ワイルド・スピード SKY MISSION」では、ハンの葬儀が行われますが、復活していることが示唆されています。しかし、その詳細は不明です。
ハンが復活した理由は?
「ワイルドスピード」シリーズにおけるキャラクターの復活には、複数の要因が関与しています。例えば、ハンを殺した敵・デッカード・ショウが、シリーズの後半にファミリー入りしたことが挙げられます。
これは、8作目の「ワイルド・スピード ICE BREAK」において、ドミニクがハンの復活に向けてファミリーを結集するきっかけとなりました。
また、シリーズの監督であるジャスティン・リンが、複数の作品においてハンを重要な役割で登場させたことも、ハンの復活に大きく関与しています。
具体的には、リン監督が手掛けた「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」、「ワイルド・スピードMAX」、「ワイルド・スピードMEGA MAX」、「ワイルド・スピードEURO MISSION」の作品において、ハンが重要なキャラクターとして描かれました。
さらに、ファンの声も、ハンの復活に影響を与えた一因です。ハンが殺されたシーンは、視聴者の間で物議を醸しました。そして、デッカード・ショウを主人公のひとりとするスピンオフ映画「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」の公開後、多くのファンが「ハンに正義を」と訴えました。
これらの要因が複合的に作用して、ハンが「ワイルドスピード」シリーズに復活することとなりました。なお、ハンの復活には、特別な意味や深い背景があるわけではなく、主にシリーズのファンや製作陣の意向が影響を与えたものとされています。
まとめ
まとめると、ハンが生き返った理由は、実は事故死を偽装して生き延びていたことが明かされたためでした。復活の背後には、ドミニクやその仲間たちと手を組み、復讐を果たすために自分の死を偽装した計画があったことが示唆されています。また、ハンの復活はファンから大きな反響を呼び、長年の謎が解明されたことでシリーズに新たな展開が期待されています。